トップページ >税理士顧問料について
税理士 磯貝 慎一郎 氏 昭和46年7月 千葉県千葉市生まれ |
まず前提として下記があります。
税理士は、税金や財務に限らず、総合的な会社経営に関するコンサルティングを行うため、会社訪問が少ないと、できるアドバイスの範囲が狭まります。問題が起こって話を聞いた時点では既に手遅れということもよくあります。ですので、定期的にコミュニケーションをとることがよりきめ細やかなアドバイスにつながると言えます。
どの商売でもそうかもしれませんが、安く契約できたと喜んでしまうと、値段なりの対応になる税理士もいると思います。特に税金関係は、税理士のアドバイス一つで、大きくぶれることがありますので、値切ること自体が好ましくないかもしれません。税理士によっては報酬の多寡によって提案量を変えることもあると聞きます。このような場合、金銭的に損することとなるかもしれません。
値下交渉を躊躇される方が多いのはもっともなことです。しかしながら、報酬と仕事内容とのバランスに納得がいかなかったり、自身の会社の経営状態の変動により支払いが負担になった場合などは交渉されてもいいと思います。
ポイント別に整理いたします。
自社で入力する方が報酬は安くなりますが、完成度が中途半端ですとむしろ記帳を全部依頼した方が安くなります。具体的には、会計データについて毎月末(年一度の依頼の場合は事業年度末)現在のAの金額がBの状況になっているかどうかが主なポイントです。正確なほど完成度が高いと言えます。完成度に自信がない場合、税理士に委託したほうが好ましいといえるでしょう。
A |
B |
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現金 | 小口現金出納帳残高と完全一致している。 |
普通預金・当座預金 | 普通預金通帳・当座預金照合表と完全一致している。 |
売掛金 | 得意先別にほぼ100%残高が把握できている。 |
棚卸資産 | 棚卸資産の明細と完全一致している。 |
固定資産(建物・器具備品等) | 固定資産台帳の期末残高と完全に一致している。 |
その他の資産 | 残高の内訳がほぼ100%分かる。 |
買掛金・未払金 | 支払い先別にほぼ100%残高が把握できている。 |
役員その他個人からの借入金 | 借入先の内訳がほぼ100%分かる。 |
銀行借入金 | 銀行の返済予定表と100%一致しているか。 |
その他の負債 | 残高の内訳がほぼ100%分かる。 |
消費税処理 | 入力担当者が消費税の課税非課税の判定を正しく行えるか。 |
入力に使用している会計ソフト | 依頼する税理士事務所で常時使用しているものか。※ |
※ 自社で使用する会計ソフトは意外と税理士報酬を上下する基準になります。
メジャーなソフト、たとえば、弥生会計、財務応援(財務応援Aiを除く)、勘定奉行、PCA会計などを使用するのが望ましいでしょう。
記帳の他に相談内容のボリュームにより報酬は変わります。
内容 |
説明 |
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訪問回数(毎月,2ヶ月に一度、半年に一度、訪問一切不要等)と移動距離 | 訪問回数が少ないこと及び移動距離が短いことは報酬が安くなる要因になります。 |
社長に簿記の知識がある(簿記検定に合格している)。 | 社長に財務資料の理解を深めていただくための資料が作成しやすくなります。 |
経理担当者がインターネットメールのやりとりをできる(添付ファイルの解凍やバックアップした上でのデータの送付等を含む) | 作業時間の短縮につながります。 |
銀行融資に関するコンサルティングが必要 | 特殊事項になるため、依頼する場合は報酬は高くなります。 |
相続税対策に関するコンサルティングが必要 | 特殊事項になるため、依頼する場合は報酬は高くなります。 |
下記をどこまで依頼するかにより報酬は変わります。
下記に該当する場合は安くなります。
年商(売上高)基準→低いほど安くなります。
解決しない場合は、お問い合わせください